研究活動/Research Themes

これまでの&現在の研究テーマや発表記録など

現在進めている研究テーマ

視覚障害者ボウリング支援システム

ボウリング場視覚障害者が楽しめるようにガイドレールなどを用いて行うボウリングを,「視覚障害者ボウリング」と呼びます.視覚障害者ボウリングを,全盲のプレーヤーが一人で楽しめるような支援システムを開発しています.

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聴覚障害学生を対象としたコンピュータ授業支援ツールSZKIT

SZKITのキャプチャマウスカーソル脇に説明文と,左右クリック,特殊キーの押し下げをアイコン表示するツール,SZKITの開発をしています.Synchronized Key points Indication Toolと名付けられたこのソフトウェアは,産業技術学部で聴覚障害の学生にイラレやフォトショの使い方を教える鈴木拓弥先生のニーズをもとに作られたものです.聴覚障害学生は,授業で先生の手話や映し出される字幕情報から説明の情報を得るのですが,コンピュータ操作の実習授業などでは,操作画面と説明の情報を同時に得ることが難しいのです.

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発表論文等

過去の研究テーマ

ウォールクライミングを視覚障害者が自立して楽しむための情報伝達システム

クライマーの位置を検出している様子

視覚障害者が晴眼者の言葉による誘導をされることなく自立してクライミングを楽しめるようになることを目的として,支援システムを試作・検証しています.システムは汎用のウェブカメラを用いて頸部後ろに付けた二重丸のマーカの位置をテンプレートマッチングにより検出し,その位置に応じて無線スピーカやヘッドフォンを用いて合成音声で案内を与えるもので,2手先のホールドの位置を説明します.

発表論文等

グループウェアの音声化と光る点字ブロック

研究的色合いは薄いのですが,学生支援GPのもとで行った開発事業です.グループウェアの音声化は,大学で使われているガルーンを音声ユーザに使いやすくするために専用のブラウザを開発したものです.一旦読み込んだ後にXML化し,列要素を適宜省くことで表の情報量を少なくするのが主な機能です.例えば学内掲示板など,一行に日付・件名・発信者・内容の最初の文章,といった要素が含まれるものが,件名だけの羅列に変更することができます.

光る点字ブロックは,ひとつひとつの点字ブロックの中にPICが内蔵され,バスで接続することで8段階の明るさと光るタイミングをコントロールできるというものです.

発表論文等

視覚障害者及び盲ろう者向けコミュニケーション端末DB4DB
Doubled Braille display for the deaf-blind

DB4DB

盲ろう者とコミュニケーションをとるため,チャットを使うシステムを提案しています.盲ろう者用の端末に,点字ディスプレイが2行ある点が特徴です.通常,チャットのソフトウェアを点字ディスプレイで利用しようとすると,送信メッセージ入力中は受信メッセージを読むことができません.そこでこの端末では,片方の点字ディスプレイで送信メッセージの作成を,もう片方で受信メッセージの表示を行なうことで,メッセージ入力中でも受信メッセージが読めるようにしています.

また,ソフトウェアの実装のためにVirtual PCを利用しているのも特徴です.仮想マシンを使って2つのスクリーンリーダを同時に動かしているので,2行の点字ディスプレイを同時に動かすことができるのです.

発表論文等

 

ポインティングデバイスを備えた触覚ディスプレイ,MIMIZU

MIMIZU DV-2

図形を触覚で理解するための,触覚ディスプレイという機械があります.これは直径1mm程度の触知ピンがマトリクス状に並んだものです.MIMIZUは,この触覚ディスプレイに直接位置計測ができる装置を組み合わせた視覚障害者用マルチメディアシステムです.描画・娯楽・学習・コミュニケーションなどに利用できます.特殊教育総合研究所の渡辺哲也氏との共同研究として進めてきました.

[MIMIZUの詳細ページへ]

[You can make MIMIZU by yourself! のページへ]


発表論文等

 

聴覚障害者を対象としたWebアクセシビリティ研究

あるWebサイトでの視線移動記録

視覚障害者のWebアクセシビリティについてはよく議論されていますが,このテーマは聴覚障害者を対象としています.アイマークレコーダを使って視線計測をすることで,聴覚障害者はどのようにWebページを見ているかを探りました.

Researchers always discuss Web accessibility for the visually impaired user. However, this project aims to discuss the accessibility for the hearing impaired. We research how the hearing impaired user watch Web pages using eye mark recorder.

発表論文等

 

視覚障害者と聴覚障害者間のコミュニケーションシステム

実験で使ったチャット画面

音声化したチャットを使って視覚障害者と聴覚障害者のコミュニケーションを手助けしようという試みです.本学の視覚障害学生と聴覚障害学生がそれぞれのキャンパスでコンピュータを使って遠隔コミュニケーションをとる,という実験を行ないました.実験当時(1990年代後半)は,うまく音声化できるチャットクライアントがなく,プログラムを作成して実験しました.コミュニケーション自体はうまくいきましたが,視覚障害者にとって自分の入力を音声で確認しながらチャットするのは難しかったようです.

This project aims to research how communicate visually impaired persons and hearing impaired persons. We made speaking chatting program and carried out some experiments. They could make good communication, but it was difficult to make sentence using speach output for the visually impaired persons.

発表論文等

 

3次元音響を利用した視覚障害補償システム

Headphone with all-direction sensor

頭部音響伝達関数を利用して仮想音源を提示することで,視覚障害者を誘導したり移動する物体を認識したりするシステムです.水の湧き出る音を提示した視覚障害者らによる室内での歩行実験では,被験者はまっすぐに目的地へ移動できることが確認されました.左の写真は頭部に装着する全方位カメラ付きヘッドフォンです.全方位カメラとは,下向きに凸な双曲面ミラーを下から写すもので,対象物に対する角度が直接算出できます.このカメラで取得した情報から,3次元仮想音源の位置を決めるわけです.得られた画像情報は無線でコンピュータに送られ,音響情報は赤外線で受信します.

The system I developed aims to guide the blind person or make to recognize moving object.Using a virtual sound source produced by the sound processor with HRTF(Head-Related Transfer Function), the blind person recognize a position in a real space.

発表論文等