あんだーまうす君

視野狭窄ユーザのためのマウスポインタ探索支援ソフトウェア.

はじめに

視野狭窄を伴う弱視の方のために,マウスポインタを見つけやすくすると同時に字を読みやすくするツールを作ってみました.また,文字を読む時にアンダーラインのようにして使えます.あんだーまうす君,という名前は「アンダーライン付マウスポインタ」,という意味で,学生発案のネーミングです.本ページの下にありますが,もともと「あんだーらいん君」というソフトウェアがあって,その発展ということもあります.決して,決してアヤシイ意味ではないので誤解なきようお願いします...

対象としているユーザとソフトウェアの概要

画面イメージ

主に対象としているユーザは,ZoomTextなどの画面拡大装置は使わなくてWindowsが使えるけれど,視野が狭いのでよくマウスポインタを見失って困る,とか,テキスト文書や表を読む時どの行を読んでいたのかわからなくなる,といった状態の方です.まずは実行状態を左に示します.クリックすると拡大しますが,戻るときはブラウザのボタンでお願いします.

スクリーンキャプチャの問題で,この図ではマウスポインタが消えちゃってますけど, 線がクロスする部分にちゃんとポインタは表示されます.

モノは下のダウンロード欄に並べています..NET版は2011年にリクエストがあったので作り直したものです.タスクトレイアイコンをダブルクリックで終了します.

最初2001〜2年頃に作ったスタンダード版は単色でプログラムサイズが小さく,太さの変更もできますが一回終了すると太さ情報は保持されません.XP以前のOSなどでとりあえず試したい人はまずスタンダード版をどうぞ.終了するには,アクティブにしておいてESCキーです.

タスクトレイ版はタスクバー表示がされません.終了はタスクトレイアイコンのダブルクリックです.多機能版は,太さが保持され,色も変更でき,カーソルとの位置も変更できてそれらが保持されますが,レジストリにデータを書きこみます.実行前にレジストリ作成用のセットアッププログラムを実行し,アンインストール時にはレジストリ削除プログラムを実行してキレイにしてください.

2005年秋ごろ追記:ちなみに,2005年秋現在,ZoomTextの8.1には似たようなポインタオプションがあります.これまで日本で入手可能だったLevel1には入っていなかった機能なのですが,追加されたようです.

2011年冬,.NET版追加.

ダウンロード

一応アップ前にウイルスチェックはかけてありますが,自己責任で再度チェックをお勧めします.

.NETタスクトレイ格納版

複数の方からリクエストを頂いたのでアップしておきます.

使い方は昔のスタンダードとほぼ同じで,

となっています.変更した値は保存されません.色についても固定です.色と太さ,透過率の初期値,マウスポインタとのズレ具合については個別にご連絡頂ければちゃちゃっと作ります.ちなみに上記ブラックの初期値は透過率0.7,太さ3ドットです.また,最近の早いCPUを想定して,追従処理毎に最前面描画しています.メニューなどより手前に来ますので見やすい反面,負荷は高くなります.これについても個別に対応します.また,このバージョンは動かすのに.NET Framework3.0以上が必要です.Windows7やXPのSP3を普通に当てたものなら大丈夫です.

カスタマイズ例

もともと2011年の夏に「2色版のタスクトレイ格納バージョン」を希望されていたユーザの方から連絡を頂いたので,.NET版を作ったのですが,その時のものです.

これは2色で初期透過率は1,太さも以前の5ドット,最前面描画処理なしです.このような色や太さの変更はご指定くだされば可能な範囲で対応します.

単色のスタンダード版

単色の棒を描画するシンプルなものです.10年以上前のプログラムなのであしからず.その代わりプログラムサイズは小さいです.実行形式へのリンクなので,ブラウザから「実行」が選択できるセキュリティ設定の場合は即使用可能です.ただし,実行前にこのページの使い方の欄を必ずお読み下さい.特に,終了プロセスが普通のソフトウェアと違います.

タスクトレイ版

タスクバーではなく,タスクトレイに格納するバージョンです.常に起動していたい,という方にはこちらがお勧めです.

多機能版(2002.12.5追加)

レジストリを使用しますので,レジストリ登録作業及びアンインストール時にはレジストリ削除作業などが必要ですが,単体で色を変化させられる多機能版です.ラインの太さはもちろん,マウスカーソルに対する相対位置なども指定できます.また,スタンダード版と違って太さは任意のタイミングで変更可能です(キー入力が入ってしまうという副作用はありますが).

(2003.1.24追記:それまで間違っていた2重起動防止コード修正しました.以前のプログラムは2回起動すると終了しなくなってしまいます.旧多機能版をお使いの方はダウンロードしなおして下さい.すいません.

その他のバージョン

多機能版ThinkPad用

使い方の欄を読むとお分かりになりますが,操作には[Windowsキー]を使います.そのため,一部のThinkPadでは使えません.ある日,ThinkPadユーザの方から「違うキーマップで作ってくれませんか」という要請を受けましたので作ってみました.その方が使っていらしたのが多機能版なので,多機能版をもとにしています.

使う前に多機能版用セットアッププログラムを実行してください.使い方としては,下記にある[Windowsキー]を[ESCキー]に読み替えてください.つまり,[ESCキー+Ctrlキー]で表示がOFF,という具合です.ただし,ESCキーを代替キーとして設定したため,軌道直後にアクティブになった状態でキー操作しようとすると,終了してしまいます.一回他の部分をクリックした後に[ESCキー+各種キー]の操作をしてください.

2色版(2005.10.14追記)

ドイツ留学中に,ユーザーの方からのご要望により2色版を作ってみました.左上と右下で色が違うものです.これにより,どちら側にポインタがあるのか分かりやすくなったそうです.とりあえずご本人のご希望をもとに,左上を水色,右下を赤にしています.色に関してはオーダーメードしますので,ご希望がありましたらメールしてください.

仕組みと使い方

この線状のモノは,実は枠なしウィンドウで,起動時にSetWindowPosを使って一番上に持ってきているだけです.それを50ms毎にGetCursorPosで得たマウス位置に合わせて移動させているというわけです.
※注意 ライン自体がウィンドウなので,95リーダーと併用しますと,ウィンドウの移動という状態が連続的に起きるため,「あんだーまうす君,移動」などの音声メッセージが出力されてしまいます.ごめんなさい(m_o_m).PCTalkerXPだとしゃべらないようです.

さて,その使い方ですが,

基本操作は以上です.残念ながら,多機能版以外では太さは保存されませんのでご了承ください.決まった太さと色で常に使っている,という場合には得意の(?)オーダーメードもしますので,個別にメールください.また,他のソフトを後から起動した場合,そのソフトの方が画面の上に来てしまう時があります.その時は[Windowsキー+Altキー]で再表示して下さい.SetWindowPosを呼び出してZオーダーをトップにします.また,メニューやスタートメニューなどはあんだーまうす君の上に描画されてしまいますのでご了承ください.
プログラム的に常に一番上に持ってくることは可能なのですが,それをしてしまうとマシンパワーを食うために,あえてこのような仕様にしています.バランスの問題ですね.

多機能版は,上記の太さ調節に加えて,以下の操作が可能です.

太さと相対位置はレジストリに保存されるので,次回起動時には前回のものが反映されます.ただし,[Windowsキー+c,x,z,矢印]などは,エディタやワープロなどのソフト実行中に行なうと,当然ながら「c」といった文字が入力されますのでご注意ください(笑)

その他もろもろ

動作確認はVBのインストールされたWindows98SEとXP,インストールされていないWin2000で行ないました.VBがインストールされていない場合は,ランタイムが必要です.何かVB製のフリーソフトウェアなどを入れると良いでしょう.また,卒業生の報告によると,WindowsNT4.0の場合NT用のランタイムが必要なようです.

一応書いておきますが,このソフトを使用して被った如何なる被害についても責任は負いません.環境によっては画面表示がぐちゃぐちゃになる恐れもありますので,十分テストしてから実作業には用いてくださるようお願いします.(例えば一番上に常に表示される他のソフトとの併用などがトラブりそうです)
また,色に関しては卒業生の意見をもとにしていますが,Windowsで表示できる色ならオーダーメイドで作りますので,お申しつけ下さい.

既知の不具合について

自分で確認したわけではありませんが,Vistaでタスクトレイ版を長時間利用していると,画面が黒くなる,という報告がユーザの方からありました.情報提供感謝いたします.スタンダード版だと大丈夫ということですが,原因はまだつかめていません.すいません.

マルチディスプレイ環境だと,棒の幅や高さが足りません.最初にプライマリ画面の大きさでもって長さを規定しているためです.いつか対応しなくては…


ついでにあんだーらいん君

実は「あんだーまうす君」を作る前に,ある学生からの希望で「あんだーらいん君」という据え置き型の同様なソフトを作っていました.卒業した彼女から,「こちらもページから落とせるようにしましょーよー」と言われましたので置いてみます.

ダウンロード

下記のリンクからダウンロードしてください.「あんだーらいん君」というタスクバー表示が気に入らない方やふざけたタイトルは仕事上差し支えがありそうな方は英語版をどうぞ.中身は同じでタイトルだけ英語になります.

あんだーらいん君の使い方

まず終了方法ですが,あんだーまうす君と同様に,アクティブにしておいてからESCキーです.また,普通にマウスドラッグで置く位置を変えられます.そして右端の黄色い部分をドラッグすると大きさが変化します.これらをキーボードから制御するには,あんだーらいん君をアクティブにした状態で:

という操作です.更に,

となります.縦書きの文章を読むときに使って下さい.これらの操作はリフレッシュも兼ねていますので,最後に起動したソフトがあんだーらいん君より上に来てしまった場合,この操作をすれば再び最上面に表示されるようになります.