ナレーション(Q)/(静)桜舞う四月。新入生たちの期待と緊張が入り混じる。
はると(M)/(ワクワク)「今日から情報システム学科! 絶対にゲームクリエイターになるんだ」
ちひろ(F)/(にこやか)「あ、同じ学科? 私はちひろ。よろしくね」
はると(M)/(照れ)「はるとです、よろしく!」
あいき(M)/(元気)「おっ、同級生発見! 俺はあいき。サークル見学行く?」
ちひろ(F)/(興味)「サウンドテーブルテニスの体験会があるって」
はると(M)/(驚き)「音だけでやる卓球だよね? 面白そう!」
ナレーション(Q)/(軽快)三人は打球音と歓声が響く体育館へ足を運ぶ――新しい友情が生まれた瞬間だった。
【PCのファン音、キーボードを叩く音】
はると(M)/(焦り)「RPG作りたいけど、設定が平凡すぎる…」
あいき(M)/(悔しさ)「システム面も煮詰まらない。斬新さがないんだ」
ちひろ(F)/(励まし)「一度リセットしよう? まず“私たちならでは”を探すの」
はると(M)/(ため息)「分かってるけど…壁が高すぎる」
ナレーション(Q)/(淡々)企画書は真っ赤に修正が入り、画面にはエラーの嵐。夢への道は霧の中だった。
【サウンドテーブルテニスのビープ音とラリー音】
ちひろ(F)/(爽快)「はいっ!」
あいき(M)/(驚き)「ナイスショット! 音を頼りにボールを追うって、スリルあるな」
はると(M)/(ひらめき)「……音だけで世界を感じるRPGってどう?」
ちひろ(F)/(目を輝かせ)「視覚じゃなく、聴覚中心の冒険?」
あいき(M)/(乗り気)「バトルもフィールドも3Dオーディオで! コードは俺が組む」
はると(M)/(情熱)「シナリオは任せて。プレイヤーが“音の勇者”になる物語を書こう!」
ちひろ(F)/(決意)「私はサウンドデザイン。効果音で感情まで伝えてみせる」
ナレーション(Q)/(高揚)真夜中の体育館に、未来を奏でる三人の笑い声が反響した。
【拍手とフラッシュ】
司会(Q)/(祝福)「インクルーシブ部門グランプリは――『ECHO QUEST』!」
はると(M)/(感無量)「仲間と作ったこのRPGが、多くの人に届きました!」
あいき(M)/(誇らしげ)「音で描く冒険が、ゲームの可能性を広げたと信じてます」
ちひろ(F)/(涙)「プレイヤーの“聞こえた!”という声が一番のご褒美です」
ナレーション(Q)/(静かに熱く)かつて壁にぶつかった少年は、音で世界を変えるクリエイターへ。夢は現実を超え、次のステージへと続いていく――。
桜が舞った四月のノート
交わす名前は未来のコード
震える指で押したエンター
夢はまだローディング
PCの風が熱を運び
汗の雫がキーを濡らす
エラーの赤が鼓動を煽り
視えない壁を叩いた
君の笑いがバグを消して
ビープの星に道が生まれ
闇にフィールド描き出す
音だけの剣を掲げて
鼓動と同期するBPM
「聞こえた!」世界がひらく
ECHO QUEST 朝のステージ
フラッシュの雨 拍手の波
涙のリバーブ 空へ飛ぶ
インクルーシブな光の中で
桜は散っても音は残る
波形に刻んだ友情が
次のゲームを呼び出す
PLAY ON, PLAY ON
未来はまだアップデート
キャンパスの風が合図
目を閉じれば広がるHUD
君と重ねたレイヤー
終わらないスタート音
走れ次のクエストへ