SZSを中心にお仕事メモのページ. 2005.2.11 更新 {{outline}} !!メモその1 12/20,Andreaさんから聞いたことのメモ: *「SZSは主にカールスルーエ大学の学生を対象としているが,全国区の活動なのか?」→新聞やテレビなど様々なメディアを通じて入学対象者は全国区.サポートは基本的に学内.要請されればできるだけのことはする.また,視覚障害者の学習生活サポートセンターはカールスルーエ以外に,ドレスデンとギルセンにある.3学機関の活動を紹介したリーフレットもある. *「視覚障害者以外の障害者に対しては?」→各大学に1名づつ,障害を持つ学生の対応をするスタッフがいる.それは''Behindertenbeauftragter''という(Behinderte「障害者」be|auf|tragen「依頼する」)カールスルーエではその担当がKlaus氏になる.だからもし車椅子の学生が何かして欲しい場合は,まずKlaus氏の所に来る. ドイツ全体の学生課とでも言うべき[Deutsches Studentenwerk|http://www.studentenwerke.de/default.asp]の「Studium und Behinderung」から,「Beauftagte」をたどると,Klaus氏の名前を見つけることができる. *「視覚障害学生に対して入学前にはどのような支援をしているのか?」→5月2日〜4日の3日間かけてオリエンテーションを行なう.ここで学生は住むところや履修申請など,必要な情報を教える.基本的に「自分で自分のことはやる」という姿勢だ. *「では学生が授業の教科書などを欲しがった場合はどうするのか?」→それはGehart(全盲のスタッフ)の担当だ.教科書をスキャンして電子媒体で渡したりする.点字印刷はあまり(学生が)好まない. *「その作業はSZSのスタッフがすべてやるのか?」→学生のアルバイトを雇う予算がある.その学生は「''Wissenschaftliche HilfsKraefte''」と呼ばれる.略して''Hiwis''と呼ぶ.主に(視覚障害の学生と)同じ学科の学生にやってもらうことが多い.また,特に化学などの場合図が多いので,その図の説明などもHiwisが担当する. つまり,教科書などはテキスト情報ばかりで,図の情報はほとんどないらしい.Tigerなどを使った触図を渡しているのかと思いきや,どうもそういうケースもほとんどないようだ. *「アメリカでは読書障害(dyslezia)者が多いと聞くが,そういう障害者は支援するのか,(在籍しているか)」→読書障害,学習障害者は(大学には)いない.ドイツは入学前の教育(つまりハイスクール相当まで)がしっかりしているので大丈夫だ(←あくまでもAndreaさんからの情報です) (このあたりの状況については,渡辺さん,後で話しましょうか) !!版権について 教科書のスキャン時の版権について,Michael氏に聞いた.視覚障害者の教育利用ということでOKしてくれる場合には問題なく作業し,サーバーに置く.そうでない場合も1部のコピーのみはOKなので,サーバーには置けないが個人利用ということで電子化して渡す,ということを言っていた.しかし図書に関しては彼は専門ではないので詳しくはAndreaさんに聞いてくれ,という答えだった. !!点訳について 1/19,点訳作業の流れについて聞いた.SZSの学生用PCには[ABBYY社|http://www.abbyy.com/]のOCRソフト,[FineReader|http://www.abbyy.com/finereader_ocr/]のVer.7.0 Professionalがインストールされている(2005年1月現在の状況.正規Web価格は箱入りで129ユーロ).これを使ってざっとスキャナから読み取る.ちなみにスキャナはEPSONのPERFECTION 1670.使い方は普通のOCRソフトと同じ(というか普通のOCRソフトだ)で,自動認識した領域からグラフィック部分を抜いたりテキストの順番を変えたりしてテキスト情報を構成しなおす.FineReaderはテキストをWordに流し込む機能を持っているため,そのままボタンを押すとWordが起動し,テキストが表示される.また,スペルチェック機能を通すこともできる.(Wordの機能を使ってもよいが) あとはそのままセーブしてテキストファイルとして学生に提供することがほとんどらしい.学生は自分のPCを使ってピンディスで表示して読む.もし点字印刷したければ,フォントをタイガー用のものに変更するだけでOK.予想はしていたが,拍子抜けする位シンプルだ.分かち書き云々で,なかなかまともな点訳の難しい極東の国とは大違い. これらの作業は,学生の要望に従ってHiwisが行なっているそうだが,彼/彼女らは更にグラフィック情報の部分にその説明を書き込むそうだ.また,スペルチェック機能を使えばほぼ100%近い認識率になるが,行末ハイフネーションなどの処理は手で行なうらしい.「これが面倒なんだよね」とChristoff君は言っていたが,いやいや,とってもEasyだよ. !!メモその2(ドイツ音声関連) Gerhard氏から聞いた話(1/26) *ドイツの音声利用者は,主にJawsを使っているのか?→そうだ.他にはSuperNovaやVirgo(バウム社),WindowsEyeなどが手に入るが,だいたいJawsだ. *日本ではHPRを使う人も多いが,Web閲覧には特別なソフトを用いるのか?→Jawsだけでだいたい事足りるが,Webformatterを使うこともある.Webformatterはフリーソフトで,スクリーンリーダーは内包しない.Jawsでは読みにくい場合に使う.HPRはドイツでも使う人はいる. *Jawsの値段は→視覚障害者が購入する時は国が補助してくれるが.市場価格は300ユーロくらいだ. !!メモその3(スロバキアの学生さん情報) スロバキアの学生で,修士最後の年をカールスルーエで学ぶことにした学生さんからの情報.彼は弱視だがデザイン変更画面で普通に操作ができる.(1/27) *スロベニアでのスクリーンリーダーの状況は?→主にJawsだ. *英語版?→いや,自国語版がある.しかも市場価格はドイツより安いと思う. *他にはSRはあるのか→自国開発のがあったが古い. *大学ではプログラミング言語は学んでいるのか,そうだったら何か?→残念ながら言語は(授業として)とってはいない.講義だけだ.だが主にJavaのコマンドラインだと思う.知り合いにVisual Basicを音声で使うことを試している者がいる. !!メモその4(お買い物など) Gerhard氏に日常生活について少し質問(2/9) *買い物とかどうしているのか?→だいたい同じ店に行く.店の人が私を知っているので手引きしてくれる.(このあたりは日本と変わらなさそう) *ビンの区別とかどうしてるのか→置く場所で決めている.確かにビンの中身は分かりにくい. *日本のビール缶の例やカードの切り込みを紹介→缶はビン以上に区別がつきにくい.(しかしドイツではジュースやアルコールはほとんどビン)カードについては分かりにくい物は自分で切り込みを入れたりしている.テレホンカードは,金属端子のある面が分かるので問題ない. *シャンプーのギザギザなども紹介→それは便利そうだ. ---- [[カールスルーエ滞在記TOP|./wiki.cgi]] [[Home|../]]