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謝肉祭に関するレポート

こちらに来るまでその存在すら知らなかった謝肉祭．宗教色...はほとんど感じられない．

2005.2.13更新

謝肉祭とは
- 謝肉祭の意味
- 関連単語
パレード

検索すればより詳しい情報はいくらでもあるが，簡単に言うと「復活祭前の40日間は断食期間で，肉（っぽい）モノは食べちゃいけないから，その期間に入る前日にバカ騒ぎをしましょう」，というお祭りである．（はしょり過ぎ...）Klaus氏によると，「本当に断食する人間は少ないが，より菜食主体の食事にトライする人はいて，それによって日ごろの食生活を見直す良い機会にはなる．また，食生活に限らず何かにトライするには良い時期だ．そうとらえて色々なことにトライする人もいる」ということだった．宗教色は薄くなってきているものの，昔ながらのしきたりや風習を現代生活に取り入れている感じ...なのかもしれない（勿論，騒ぐだけの人も多いのだが）．

さてその謝肉祭，正式には「火曜日」がその日にあたるそうだが，他サイトの解説にもあるように，商売上の都合や休日の都合などから，その前の日曜や，その前の１週間位の間に色々催し物があったりする．

パレード

幼稚園

2月3日，子供達の通う幼稚園でUmzugイベントがあった．子供達は皆仮装して出かけ，手に手に楽器を持ち，幼稚園から市役所までを練り歩く．様子を見に行ったカミさんによると，園長先生が市長さんらしきエラいさんのネクタイをカットするイベントなどもあったようだった．また，幼稚園の先生方も思い思いの仮装をしてくる．全身着ぐるみなど，結構本格的(?)なコスチュームが多いのには驚かされたようだ．

Rheinstetten

2月6日(日)，自宅のあるRheinstettenの中心街でUmzugがある，との情報を得て，寒空の中出掛けて行った．パレード道路の入り口付近で大人２ユーロを払い，参加バッジをもらう．しばらく歩くと，人垣が見えたので適当に陣取り，パレードの一行が来るのを待つ．ひとチーム数十名の団体が，トラックやトラクターなどの車両を改造した「山車」を中心に行進していく．30～40チームくらいあっただろうか．大音量で車から音楽を流したり，チーム自体が楽団のような集団であったり，とにかく大きな音楽とともに通り過ぎていく．

また，「司会席」のような場所もあり，通り過ぎるパレードのチームの解説や「はろ～おぅ」のかけ声をしつづける「司会」もいる．（きっと正式名称があるのだろうが）

そして，パレードの行列からは，主に飴玉のお菓子が道路に投げられる．行進する人はもとより，山車の上からもわんさか降ってくるので，ぼーっとしてると痛い目に会うことになる，カミさんの友人が「Umzugには袋を持っていくと良い」と教えてくれたが，確かに子供たちは袋片手に飴を拾い集めていた，

拉致

たまに観客の中から，拉致される人もいたりする．牢屋のような山車に入れられ，しばらく同行させられた後解放されたりするのだ．幅2cm位のタイラップで腕をしばられて泣きそうなおばさんとかも見かけた．下の写真はその縛られた腕．

Karlsruhe

カールスルーエでは，2月8日の火曜日に，カイザーホフ通りを車両通行止めにして大規模なUmzugが行われた．トラムの線路を行列が練り歩き，車道部分が人で埋め尽くされる．基本的にやることはRheinstettenの場合と同じだが，バラ撒かれるお菓子に混じってボックスティッシュやプラスチックカップなど，比較的大きなものがあったのが印象的だった．商売がらみのチラシも降ってきたりしていた．