3. 当事者の就労スキルの発達

周囲の支援を獲得できる方略(支援獲得方略)を会得し、自らも態度を変容(態度の変容)しつつ、固有の強みを発揮(上司が観察した強みの発揮)することにより、当事者は就労スキルを全体的に強化することができます。

flowchart subgraph 態度の変容 動き方 考え方 end subgraph 支援獲得方略 subgraph 他者からのサービス タスクの委託 日常的一時的サービス["日常的・一時的サービス"] end subgraph 他者へのサービス タスクの引受 関係の潤滑油 end end subgraph 上司が観察した強みの発揮 自己訓練 受信力 問題対処 自己学習 end

図3.1 当事者の就労スキルの発達markdownテキストへのリンク

3.1 支援獲得方略

「支援獲得方略」は、「他者からのサービス」と「他者へのサービス」で構成されます。「他者からのサービス」は「タスクの委託」と「日常的・一時的サービス」が、 「他者へのサービス」は「タスクの引受」と「関係の潤滑油」があります。

3.2 態度の変容

「態度の変容」には、「動き方」と「考え方」の2種類があります。

3.3 強みの発揮

上司が目にした本人の頑張りには、
①「自己訓練」(高いPC処理能力、同僚の座席と日程把握)
②「受信力」(聴き方上手、関係理解による電話取り)
③「問題対処」(課題把握、問題解決)
④「自己学習」(熟練当事者探しと師事、過去成果物の読み込み)
がある。これを見ると、1つの就労スキルが、基本スキル(技術的・対人的・概念的)の組み合わせであることが判る。そして上司たちは、これらは障害に関わりなく、本人の特性や努力によるものであると考えている。