ようこそ。
ここは、視覚障害者の職業能力開発を支援するサイトです。
就職希望中または就職して間もない視覚障害者(以下、当事者と呼ぶ)や当事者を受入検討中または当事者直属の上司の皆さんを、想定しています。
目的は、当事者が職場で求められるスキルを訓練し、発揮できるようになることです。
スキルは、他者から観察可能な能力です。
スキルは、性格や遺伝、障害の程度に関わらず、誰でも訓練することで上達することができます。
本サイトは主に2つの部分
2.当事者や上司が直面する困難の理解
3.困難克服のためのセルフワーク
で構成されています。
当事者(視覚障害のある従業員)と上司から質的データ(語り)を収集、分析することで、関係性のパターンを説明・予測できる「領域密着理論」を提示しました。
これから働く人は、どこで困難に直面するのか、どう工夫すれば克服できるかわかります。
初めて迎え入れる上司は、当事者がどこで躓いているのか、どう支援できるかがわかります。
視覚障害をもつ当事者の最大のニーズが、図で考え・図で伝えるスキルです。
仕事上のタスク遂行に必要なスキルは、
に分類できます。
技術的スキルは専門学校や職業訓練校で習得でき、対人的スキルはSST(社会生活技能訓練)がありますが、概念的スキルについては既存訓練がありません。
そこで、概念的スキルをWeb上で訓練できるサイトを開発しました。
訓練メニュー1は、晴眼者が頭の中で行っているイメージ処理がどんな感じか、コツをつかむ訓練です。
お一人でも訓練が可能です。
訓練メニュー2は、図を使って考えたり、晴眼者に説明できるようになる訓練です。
実際には触図教材を送付してレイズライターで訓練しますが、雰囲気は伝わると思います。
研究段階ですが、「文字による図の表現」も検討中です。
当事者と上司から見える景色の違いを、スキル開発の観点から理解します。
複数の当事者に共通な現象をマップ化することで、相手の事情を理解できます。
状況別のマップを以下に紹介します。
状況別のセルフアセスメントシートを以下に紹介します。
質問・相談は以下のメールアドレスにどうぞ。
個別ワークのご相談も可能です。
※セルフワークのモニターを募集しています。
筑波技術大学 保健科学部 竹下浩
E-Mail:takeshita=k.tsukuba-tech.ac.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)