1. 一人で出来る!視覚障害者のためのスキルアップゼミ

ようこそ。
ここは、視覚障害者の職業能力開発を支援するサイトです。
就職希望中または就職して間もない視覚障害者(以下、当事者と呼ぶ)や当事者を受入検討中または当事者直属の上司の皆さんを、想定しています。

目的は、当事者が職場で求められるスキルを訓練し、発揮できるようになることです。
スキルは、他者から観察可能な能力です。
スキルは、性格や遺伝、障害の程度に関わらず、誰でも訓練することで上達することができます。

本サイトは主に2つの部分
 2.当事者や上司が直面する困難の理解
 3.困難克服のためのセルフワーク
で構成されています。

2. 当事者や上司が直面する困難の理解

当事者(視覚障害のある従業員)と上司から質的データ(語り)を収集、分析することで、関係性のパターンを説明・予測できる「領域密着理論」を提示しました。

これから働く人は、どこで困難に直面するのか、どう工夫すれば克服できるかわかります。
初めて迎え入れる上司は、当事者がどこで躓いているのか、どう支援できるかがわかります。

2.0 上司と当事者との認識ギャップ

2.1 当事者が知覚した苦手スキル

2.2 上司が観察した当事者に対する不足スキル

2.3 当事者の就労スキルの発達

2.4 当事者自身のスキルの評価

3. 困難克服のためのセルフワーク

視覚障害をもつ当事者の最大のニーズが、図で考え・図で伝えるスキルです。

仕事上のタスク遂行に必要なスキルは、

に分類できます。

技術的スキルは専門学校や職業訓練校で習得でき、対人的スキルはSST(社会生活技能訓練)がありますが、概念的スキルについては既存訓練がありません。

そこで、概念的スキルをWeb上で訓練できるサイトを開発しました。

3.1 概念的スキルの訓練(※当事者向け)

訓練メニュー1

訓練メニュー1は、晴眼者が頭の中で行っているイメージ処理がどんな感じか、コツをつかむ訓練です。
お一人でも訓練が可能です。

訓練メニュー2

訓練メニュー2は、図を使って考えたり、晴眼者に説明できるようになる訓練です。
実際には触図教材を送付してレイズライターで訓練しますが、雰囲気は伝わると思います。
研究段階ですが、「文字による図の表現」も検討中です。

3.2 セルフワーク「スキル開発」(※当事者と上司向け)「準備中」

当事者と上司から見える景色の違いを、スキル開発の観点から理解します。
複数の当事者に共通な現象をマップ化することで、相手の事情を理解できます。
状況別のマップを以下に紹介します。

状況別のセルフアセスメントシートを以下に紹介します。

4. 悩みと工夫を共有しよう

社会人の近況報告掲示板

お問い合わせ

質問・相談は以下のメールアドレスにどうぞ。
個別ワークのご相談も可能です。
※セルフワークのモニターを募集しています。

筑波技術大学 保健科学部 竹下浩
E-Mail:takeshita=k.tsukuba-tech.ac.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)