
今年のICCはポルトガル・アベイロでした。コロナ前から計画されていて、2020年に実施される予定だったポルトガルのICCは、延長を重ねてコロナが明けた後もしばらく実施されずにいて、今年ようやく実現できたという感じです。引率した学生たちは2年生2名、昨年も参加した3年生2名です。
しかし本当に、毎日よく歩きました…
会場は、50年程度という比較的短い歴史の「若い」アベイロ大学でした。そして泊まっている大学の寄宿舎からメイン会場の会議場までは400mほど離れています。これはまぁよくあることなのです。しかしそこから食事をする学食まで更に650~700mほど寄宿舎とは逆方向に歩かなくてはならないのです。毎食1キロ歩く感じで、炎天下の中、毎日15000歩以上、多い時には2万歩以上歩くという10日間でした。

実施したワークショップに関しては、オンラインのプレミーティングにて「IT系を増やす」方向で事前に合意がなされていたため、例年実施している書道系のものと、DXRuby体験をするものの2つにしました。DXRubyに関しては、RubyのインストールからライブラリやDLLなどの環境構築も参加学生たちにやってもらうように構成してみました。事後にベルギーの参加者から「僕のMacでも構築できたよ!」とWhatsApp経由で動作している動画と共にメッセージが送られてきたのは嬉しかったです。
また、ボランティアスタッフの年齢が例年に比べてとても低いのも印象的でした。大学生もいたのですが、13歳、15歳、17歳などいわゆる「中高生」が活躍していたのです。彼ら・彼女らのモチベーションの高さと学力・行動力の高さには本当に驚かされました。高校生が極東の島国から来た大学生たちに対して、英語で地元の大学の案内を1人でするのです。どの建物が何学部で、どういうことを学んでいて..と流暢に話します。大学自体も地域に開かれていると感じました。