11月も半ばになるという時期に、ようやく10月振り返りです。10月は新学期の授業や運営業務に追われる秋がスタート…とはいえ気温はまぁまぁ夏でしたね。少し気になって昨年の10月のつくば市の気温とかを気象庁で調べてみたのですが、昨年も30度の日があったみたいです。しかし体感的には本当にこの10年間で日本は暑く、いや熱くなったな~と思います。

さて10月のスケジュールを改めて見返してみると、連日授業と会議で埋まっている中、イベントもいくつかありました。毎年呼んで頂いている大曽根小学校のUD講座、学園祭、ICCの報告会などなど…。月の後半に集中していました。

大曽根小UD講演

大曽根小学校の講演会、毎年6年生の総合学習の一環でお招きいただいています。私が総論をお話して、後半は学生さんたちが話します。天久保の学生さんたちは今回1人が手話を使い、もう1人は音声を使うという多様性を示すスタイルでした。

今年印象深かったのは「ボディソープの触覚記号」を知っている生徒さんが数名いたことです。同じ質問をつくば市UD研修で新規採用職員さんたちにも聞いていますが、だいたい100人中100人が知りません:)。子供たちの方が知っているというのは喜ばしいことです。しかしこのボディソープの触覚記号、2014年にJIS化しているはずなのですが、10年経ってもほとんど知られていないのが不思議です。シャンプー&リンスはものすごく知名度高いんですけどね。

学園祭

学園祭、まさか名前が変わるとは思っていなかった…とほとんどの教職員がひっくり返ったと思います。もちろん学生主体の企画ですから、命名も自由ではあるんですけどね。教授会や教員会議でも「春日祭日程」云々~って出てきていたのですが、近づいてみたら「秋月祭」なるものが準備されていました。誰も何も言えませんが、なかなか思い切ったなぁと感じました。小さい大学の小さい学園祭ですが、学生たちは頑張って企画して、多くのお客さんたちを集めていました。

この写真は点訳後援会のみなさんのブースで展示されていた「韓国のビール」で、点字は韓国語です。「맥주」のパーツが1点ずつ書かれているので5文字です。

ICC報告会

今年の報告会は、アイオワ研修がなかったことと参加人数が5人と例年より多かったことから、ICCだけで1時間使って実施しました。5人それぞれの視点を交えながら10日間を順に説明した後、それぞれの参加学生から同級生や下級生たちを意識したメッセージで締めくくり。印象に残ったのは「英語が分からないとどんどん顔が険しくなって、さらに話しかけてもらいにくくなる。だから笑顔を忘れずに。Don’t forge your smile!」というメッセージ。これはホント、とても重要なのですが、さてさて下級生たちに伝わったかどうか。