2008年発売の秋月のキット、2012年くらいに一つ作っていましたが、10年ぶりにもうひとつ組んでいます。半田づけ作業中、眼鏡を外した方が楽になってしまいましたが…
合計100個の超音波素子をつける作業も終わりました。

前回↓はエネループ10本の電池ボックスをグリップにしてハンドガンぽくプラ板で仕上げましたが、今回はどういう筐体にするか思案中です。


小林@筑波技大/福祉工学やら支援技術やら
2008年発売の秋月のキット、2012年くらいに一つ作っていましたが、10年ぶりにもうひとつ組んでいます。半田づけ作業中、眼鏡を外した方が楽になってしまいましたが…
合計100個の超音波素子をつける作業も終わりました。
前回↓はエネループ10本の電池ボックスをグリップにしてハンドガンぽくプラ板で仕上げましたが、今回はどういう筐体にするか思案中です。
これまでArduinoやESPだけしか触ってきませんでしたが、Micropythonで動くので学生受けもよさそうかな…と思ってRaspberry Pi Picoに手を出してみることにしました。
とりあえずサーボです。「Raspberry pi Pico servo/サーボ」などと検索すれば1つ動かすサンプルはいくつも出てくるのですが、スレッドで2つ動かしたいので適当に書いてみます。
from machine import PWM, Pin
from time import sleep
import _thread
servo_1 = PWM(Pin(0))
servo_1.freq(50)
servo_2 = PWM(Pin(1))
servo_2.freq(50)
angle_0 = int(2.5 / 20 * 65536)
angle_90 = int(1.5 / 20 * 65536)
angle_180 = int(0.5 / 20 * 65536)
def Move_1():
while True:
servo_1.duty_u16(angle_0)
sleep(0.5)
servo_1.duty_u16(angle_90)
sleep(0.5)
servo_1.duty_u16(angle_180)
sleep(0.5)
def Move_2():
while True:
servo_2.duty_u16(angle_0)
sleep(1)
servo_2.duty_u16(angle_90)
sleep(1)
servo_2.duty_u16(angle_180)
sleep(1)
_thread.start_new_thread(Move_1, ())
Move_2()
無事それっぽいリズムを刻む動きをしてくれました。
最初、2つともスレッドにしていて少しハマりました。
(最終行を「_thread.start_new_thread(Move_2, ())」と書いていた)
PicoはPWMを2系統しか出せないようなので、3つ以上のサーボを動かすには別途コントローラが必要ですね。
前から気になっているのですが、トイレ前の触図の凡例にある「入れない所」もしくは「入れない場所」について。どこで誰が決めた表現なのか興味があります。JISの例で「非通行部分」となっているのは読んだことがあります(「JIS規格として発行される触知案内図表示法の概要について」)が、「ハイレナイトコロ」と書かれると何ともモヤモヤ。
確かに入れないところではあるのですが、柱や壁に対して言われると少し違和感…そもそも入ろうとはしていないし…いや、ホグワーツへの道かもしれませんが…
写真は近くのショッピングモールのトイレ前触図です。
さて、本題の凡例を見てみますと:
小便器は「しょーべんき」ですが、サニタリーボックスが「はいれない ところ」になっています。ちなみにサニタリーボックスは墨字で黒い丸で表していて、個室にいくつか設置してあるところと設置していないところがあります。見える人は事前にサニタリーボックスのある個室が分かるようになっていますが、触図にはサニタリーボックスを表す突起はなくて、代わりに「はいれない ところ」を示すドットパターンが示されているというわけです。このあたり、情報保障的には同じ情報ではないという点も考えさせられますが、個人的に気になっているのはこの「はいれない ところ」という表現です。いつ頃どのようにして決まったのか知りたい…
続いて左上を見てみると「トイレMAP」の下には「といれ ごあんない」とあります。洋式トイレは墨字が「洋式」だけですが点字は「よーしき べんき」となっていて「小便器」との対応が取れている印象です。手洗いはそのまま「てあらい」ですね。手洗いや小便器は、下が壁側になるような凡例となっていました。最後に「たもくてき といれには、たもくてき しーとが あります。」と書かれていました。一瞬何が言いたいのか悩みますが「多目的シート」の意味を知っていれば重要な情報です。
多分サン工芸さんの触図だと思いますが、最近は現在地が分かりやすいように少し高い突起の半球になっていることが多いですね。このトイレMAPは「はんれい」のすぐ下に「げんざいち」があり、更に「『ずの ひだり した』」という説明も加わっているため現在地を探しやすくなっています。
ただ、細かい点ですが墨字だと凡例が「現在地」、地図表示が「現在位置」になっているのはちょっと気になりました。そしてこの写真では肝心の現在位置表示の半球が抜けちゃっているのが一番問題だったり…(-_-;
速やかにインフォメーションセンターに連絡しておきましたが、直してくれるでしょうか。
一方、卒業生にこの話をしたら「あまりトイレの前の触図は触りたくないので(よく知りません)…」という答えが返ってきました。ううむ。不特定多数が触る可能性のある公共施設での触図、スマホのようなパーソナルデバイスでうまく解決できる枠組みがあると嬉しいですね。
2023年、兎年となりました。本年もよろしくお願いいたします。この年末年始、ハードウェア(?)的には次男のDukeのチェーン交換/ソフト的にはメインノートのWin11化(というかWin11マシンのセットアップ)に時間を使っていました。
当然ながら学生さんたちが新しくPCを購入すればWin11なので、彼らへの対応を考えると、こちらもそろそろ慣れておく必要があります。タスクバー上端派としてはなかなかシフトできなかったのですが、諦めて使うことにしました。
そんな中、苦労したのはWANの設定です。SIMは認識しているのですがどうやっても「圏外」になるのです。アクセスポイントの設定も間違っていません。少し調べたところAPNの種類を「インター ネットおよびアタッチ」にしなくてはいけない…ということが分かりました。最初に出てくるコンボボックスが「インターネット」なのでそのまま進んでしまうんですよね。ここ、結構ハマるポイントだと思います。
Win11、暫く使ってみて不便なのはプロキシー設定ON/OFFがWin10と比べて一段深いところにあることでしょうか。何かしらのショートカット/バッチファイル的なものを作る方が良いかもしれません。
ちなみにチェーン交換の方はというと、クリップタイプを発注したつもりがカシメをポチっていたようでクリップを後から発注したり、チェーンカッターがうまくピンを押し出せずに結局グラインダーで火花を散らしながら全カットしたり、クリップの圧着工具を追加購入したりと、休み期間を通して後手後手な作業となりました。なんとか正月中に交換できて良かったです。
先日かなり久しぶりにStreet Tripleで出かけて帰宅したら、オイル警告灯が点いてスターターが回らなくなってしまいました。出先ではなくて良かった…と思いつつ、少しオイルを補充して回復。しかし数日後、やはりスターターが動きません。リレーかソレノイドか…と考えながら久々にECUケーブルをOSBコネクタにつないでTune ECUを起動。手元のものは6年前に落としてきたVer.2.5.8ですが、ちゃんとWin10で動きました。
当時購入したノーブランドのECUケーブルは、デバイスドライバ的には自動認識して仮想COMポートになります。なのでてっきりCOM指定かと思いきや、USB指定で通信が確立しました。結果的には何のエラーも出なかったので、単にバッテリーが弱っていただけと判明。最近乗る機会がめっきり減ってしまったのが良くないのですね。
いずれにせよ久々にTune ECUの動作確認ができて良かったです。特にマップをいじるとかマニアックなことはやりませんが、自分でエラーの種類を特定できるのは便利。6年前はO2センサ異常が分かったので交換できました。
さてそのTuneECUですが、サイトに行ってみると現行バージョンは5.6.37。しかもAndroid用の有料アプリになっていました。時代ですねぇ。先日(25年ぶりに!)買い替えた冷蔵庫も、製氷用の水がなくなったらスマホアプリで分かるらしいし、色々なハードウェア関連の情報に一般ユーザがスマホでアクセスできる世の中のようです。そこから「音声化」もできるのではと夢は膨らみますね。
以前家電協会さんに協力したアンケートでも、学生たちからは「スマホで家電がコントロールできるならば助かる」という声が多かったです。エアコンのリモコンなどに苦労していた様子。プロトコルがオープンならば作れそうですが、赤外線インタフェースのハードウェア入手がネックですね。今はNature remoみたいなスマート化デバイスの役目かもしれません。
先週、久々に東北新幹線で出張してきました。写真は上野駅の待合室にある電光掲示板です。
上越・北陸新幹線と東北系新幹線、それぞれの出発時刻順に各列車の情報が並べられているのですが…そう、「今何時」なのかこのパネルだけでは分からない、つまり出発までの時間的余裕がすぐに分からないのです。やはり真ん中に時計が欲しいような気がします。
…と思って左の壁を見ると、お。デジタル時計がありました。しかし…
どこのセグメントが光っているのかすぐには分かりませんでした(-_-;
鉄道はあまり詳しくありませんが、日本では、地下鉄や路面電車など比較的本数の多い交通機関においても「次の出発時刻(って言うんでしょうか)」や「次の次の出発時刻」が表示されていると思います。しかしこの方法だと時間的な余裕を知るために「現在時刻を確認して、引き算する」という多少負荷のかかる作業をしなくてはいけません。スマホを取り出すのに苦労するような方もいらっしゃるでしょうし。一方、欧州のメトロや路面電車では次の車両が「到着するまでの時間」が表示されていることが多いような気がします。
それは時間に正確な運行が行われていないから、という見方もありますが、現場で現在時刻を確認しなくても次のプランが考えられる欧州式は、それなりに便利です。インタフェースとしてどちらが良いのかはどこかで議論されているのでしょうか。興味あります。なぜ日本は時刻表示になったのかとか。
今年の春あたりJRが順次時計を撤去しているというニュースを読んだ記憶があります。腕時計をしない人も増えてきたので、スマホが手元になかったりバッテリー切れになっていたりすると、ホームでキョロキョロする羽目になるかもしれません。
いや、多少遅れてもスマホで連絡するので「あまり時間を気にしない人が増える」のかも。
昔から工学系の視覚障害者支援に関する文献を読んでいると目にする「国内の視覚障害者は約31万人~」というフレーズ。厚労省統計(身体障害児・者実態調査)をリファーしつつ「はじめに」などで触れるわけですが、自分もそうしていた記憶があります。
平成13年、18年と5年毎に行われるこの調査、平成23年からは「生活のしづらさなどに関する調査」という名称になりました。平成28年の次は令和3年の予定でしたが、コロナのせいで延期になって今年実施されているのですね。知りませんでした。気になる調査結果は当然ながら厚労省のページで公開されています。
さて、この「視覚障害者数~」について、ここで書いておきたいことは、その「年齢構成」です。分かっている人は今更何を、とおっしゃられると思います。しかし、あまり意識せずにシンポジウム予稿やら研究会予稿やら書いている学生さんがいるような気がします。発表会場で学生さんたちに聞いてみると「知りませんでした」という声が多いです。確認するのは簡単で、上記ホームページからダウンロードできるPDF、9ページに「第6表 身体障害者手帳所持者数、年齢階級別(年次推移)」があるのでそれを見るだけです。視覚障害の行を取り出してみますと:
総数 | 0-9 | 10-17 | 18-19 | 20-29 | 30-39 | 40-49 | 50-59 | 60-64 | 65-69 | 70- | 不詳 |
312 | 1 | 4 | – | 8 | 8 | 18 | 29 | 25 | 40 | 175 | 5 |
…とこんな感じです。単位は千人なので、総数は31万2千人、確かに約31万人です。そして、65歳以上で21万5千人、ほぼ2/3を占めることも分かります。もちろん若年層も存在していますし、福祉工学の意義として、困っていらっしゃる人たちを支援するという立場に絶対数は関係してこないこともあります。しかし、全体的な傾向を知っているかいないかによって「国内の視覚障害者は約31万人おり~」と書いたり言ったりする時のニュアンスが異なってくると思うのです。自分も若い頃はあまり気にしていなかったので、今の学生さんたちには是非、こういった数字の出どころと、そのソースから読み取ることのできる内容について、よく考えて欲しいなぁ、と思っています。
同様のフレーズに「視覚は8割」があったりしますが、こちらについては先日本学を退職された加藤先生が書いたテクノレポートが人気なようです。
http://altmetrics.ceek.jp/article/hdl.handle.net/10460/1607
7日水曜・8日木曜にHI学会アクセシブル・インタフェース研究会(SIGACI)の恒例12月イベントが、3年ぶりの対面ベースのハイブリッドで開催されました。2020年のコロナ直撃の後、「まぁ冬には収まるだろう」などと高を括っていましたが、バタバタとオンラインの波に飲まれて行き、2020年12月、2021年3月・12月とオンライン開催が続くことに…。
そしてようやく今年3月にハイブリッドでの実施、そして12月の研究会もなんとか無事に対面ベースで行うことができました。コロナの中、委員長をバトンタッチさせて頂いた工学院の田中先生、連催WITの産総研・細野様、情報保障担当の本学河野先生、Web担当の兵庫県立大・山添先生、いつも会場手配頂く産総研・関様、関係者の皆様ありがとうございました。
写真は会場の産総研臨海副都心センター11階からの景色。3年前と変わらずフジテレビ・レインボーブリッジ・東京タワー、そしてユニコーンガンダムという組み合わせが一望できます。
更に何より驚いたのは、日本科学未来館側の道路で毎回お世話になっていたカレーのキッチンカー(フードトラック)がまだ来ていたこと。「カレーのお鍋の上で小銭のやりとりをする」というスリルを、今年も味わうことができました。
分かる人には分かる系タイトルです。
しばらく触れていなかったMagic-Ben MAG1のキーボードがほぼ反応せず、気づけば「t」くらいしか入力できないという壊滅状態に。運よくキーボードが入手できたので交換してみました。
ひょっとすると誰かの役に立つかもしれない…ので記しておきます。既にメーカーは存在しないようですしサポートも何もないと思われますが、作業する場合は自己責任でお願いします。
戻す際は、指紋認証とWiFiアンテナ周辺の取り回しや、ファン下プレート>シール>マザボ~サブボ間フレキの順番とかが少しややこしくて数回手戻りしました。間に食事挟んでしまったのもありますが、短期記憶がかなり怪しくなってきてますので途中経過の写真大事ですね。
というわけで無事キーボードが動くようになったMAG1、もう暫く稼働してもらいます。
GRANBOARDのBLE Notifyについて調べたデータをメモしておきます。
点数 | 半径方向 | データ |
---|---|---|
1 | ダブル | 32 2E 36 40 |
1 | 外側 | 32 3E 35 40 |
1 | トリプル | 32 2E 34 40 |
1 | 内側 | 32 2E 33 40 |
18 | ダブル | 31 2E 36 40 |
18 | 外側 | 31 2E 35 40 |
18 | トリプル | 31 2E 34 40 |
18 | 内側 | 31 2E 32 40 |
4 | ダブル | 30 2E 36 40 |
4 | 外側 | 30 2E 35 40 |
4 | トリプル | 30 2E 33 40 |
4 | 内側 | 30 2E 31 40 |
2E3(0010 1110 0011)と40(0100 0000)は固定、1バイト目下位4ビットが場所を表して、3バイト目下位4ビットの数値が大きくなると円の外側に、というようなルールかと予想していましたが、場所によってたまに異なることもあるようで少し複雑です。位置部分が2バイトのものもあります。
内側から外側にかけて数値をペアにして並べると以下のような感じになりました。7点と16点が近い値なのは良いとしても11点と3点や15点と20点、4点と13点などが近い並びなのがよく分かりません。意味があるのかないのか…
点数 | データペア(内側,トリプル,外側,ダブル) |
---|---|
13 | 00,02,04,45 |
6 | 10,11,13,14 |
10 | 20,21,22,43 |
15 | 30,31,32,42 |
2 | 91,90,92,82 |
17 | 101,100,102,103 |
3 | 71,70,72,84 |
19 | 61,60,63,85 |
7 | 111,112,114,86 |
16 | 110,113,115,116 |
8 | 62,64,65,66 |
11 | 73,74,75,76 |
14 | 103,104,105,106 |
9 | 93,94,95,96 |
12 | 50,53,55,56 |
5 | 51,52,54,46 |
20 | 33,34,35,36 |
1 | 23,24,25,26 |
18 | 12,14,15,16 |
4 | 1,3,5,6 |
Bull | 40 |
Outer Bull | 80 |
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