小林@筑波技大/福祉工学やら支援技術やら

月: 2023年11月

2023年秋振り返りその2

長くなってしまった秋の振り返りその2です。11月編。

サイトワールドにしゃべるダーツを展示

卒研生&Deborah先生と進めている音声化されたダーツ盤を、サイトワールドの本学ブースで11月1日と2日に展示してもらいました。残念ながら私は現地に行けなかったのですが、Deborah先生や学科の先生方にご対応頂いたおかげで来場者の皆さんにも興味を持ってもらえたようです。触れて頂いた方々、手間をかけて頂いた先生方、ありがとうございました。

筑波大の講演会イベントに参加

11月4日 土曜日、お隣筑波大学の雙峰祭にて「ChatGPT時代の就職、仕事、働き方」という講演会イベントに参加しました。クラウドワークスの吉田社長や人工知能科学センター長の櫻井先生のお話を間近で聞くことができ、とても勉強になりました。私からは本学科の卒業生の就職先実例やどのような環境で仕事をこなしているのかなどについて話しました。

土浦花火大会

同日の夜は土浦の花火大会でした。この花火大会は競技会なので様々な花火業者が競演します。せっかくの機会ということで自転車でDeborah先生と近くまで見に行ったのですが、どうやらカナダ的には「鳥とかWild aminalは驚いたりしないのか」の方が気になるようでした。そんなこと考えたこともなかったので少し反省です。後で知人から聞いたところによるとカナダでは「Fireworksがある!」と聞いて駆けつけてみると数発で終わってしまって日本人としてはかなり物足りないことがあるそうです。

そして今年は1発、空に上がらず落ちてきてしまい、地上で炸裂した事故がありました。「また中止か?」と心配しましたが、無事再開されて良かったです。

都内の私立中学生たちの見学対応

11月17日 金曜日、推薦入試の前日に都内の私立中学からの見学対応をしました。視覚障害者用の支援機器や触覚教材の体験などをしてもらいましたが、点字打刻の体験では短い説明にも関わらずきちんと裏点を理解して、自分の名前や部活についてなど、点字用紙に点筆で打つことを楽しんでいました。中学生の吸収力に感動しました。

東北大でDeborah先生の講演会を実施

ヒューマンインタフェース学会の国際交流企画という形で、Deborah先生のハイブリッド講演会が実現できました。現地参加は理事会メンバーがメインでしたが、東北大の学生さんも参加してくれて良い講演会になったと思います。

プログラミング概論でハノイの塔

この時期プログラミング概論では再帰関数の利用例として「ハノイの塔」を学びます。理解を助けるために3Dプリンタで模型を作って学生たちに渡すのですが、今年の1年生は人数が多いため前週からコツコツ作りためておきました。1セットだいたい1時間半くらいで出力するのですが、連続しては出せないので結構手間はかかります。レジンでの出力バージョンも作ってみましたがやはりFDMの方が手軽ですね。

つくば市観光基本計画の会議に参加

今年度、つくば市の観光基本計画の策定委員を務めています。11月末に第二回の会議がありました。観光課の方々が用意してくださる資料、筑波山周辺の駐車場データやホテル宿泊者の属性データなど、純粋に興味深いものが色々出てきて、勉強させて頂いています。

2023年秋振り返りその1

なんだか2ヶ月に1回しか更新できておりません。秋、というよりほぼ夏がずっと続いて一気に冬になったような2023年でしたが、9月末~11月を振り返ってみたいと思います。

バリバラ放送

9月29日金曜日、数日間の撮影に付き合ったEテレのバリバラ、クイズ#ふつうアップデート、が放送されました。春日キャンパスは1年生と松尾先生がメインで出演してくれました。

筑波山登山

2学期の授業が始まる前にDeborah先生と筑波山に登ってきました。神社脇からの御幸ヶ原コース、女体山と男体山を巡ってケーブルカーで下山という形です。唐揚げ屋さんでお昼のお供を買ったら車を停めさせてもらえたので助かりました。ケーブルカーは紅葉シーズン企画?の声優さんの読み聞かせ「ストーリーテラーズ・レールウェイ」も楽しめました。

授業開始

2年生のプレゼンテーション演習や1年生のプログラミング概論・同演習、筑波大のデータサイエンスといった授業がスタートしました。シラバスに書いてあるようにプログラミング概論はpythonから始めています。しかし情報が必修化された今の高2生が入ってくる2025年度には、少し内容を変えなくてはいけないかもしれませんね。昨年、今年と盲学校・視覚特別支援学校さんに数校訪問させて頂いて、プログラミング教育について調べたりしているところです。

インターナショナルスクールからの見学対応

10月6日 金曜日にTsukuba International Schoolの子供たちが春日キャンパス見学に来たので案内しました。授業の様子やキャンパス内の配慮などを体験して頂きました。プレゼン資料はふりがな付日本語と英文を併記したものを用意していましたが、結局英語の方が分かりやすいということになり、子供たちに英語で説明するというあまり経験したことのないスタイルでの案内になりました。

自立支援機器関連の人材育成事業で講師を担当

10月21日 土曜日、知人から依頼されて厚生労働省自立支援機器イノベーション人材育成事業の講師を務めました。1時間ちょっとのオンライン講義です。受講者が大人の方たちということで、事例紹介を多めに組み込みました。配布資料をあえてHTMLとMarkdownで提供するということを試してみました。

春日祭・天龍祭

10月22日 日曜日、コロナ明けで久々のリアル学園祭でした。天気もよかったのでストトリで移動。実は学園祭を経験した学生たちは卒業してしまっているので、在学生は全員始めての学園祭。手探りの中、かなり頑張ってくれたと思います。本学は学生数が少ないうえ、全国から集まって来ていることから、親御さんたちもそんなに参加できるわけではありません。そのような状況を考えると、本当によく実現してくれたと感慨深いものがあります。天久保キャンパスの方も盛況だったようで、風船ギターの企画などはNHKニュースに取り上げられたりしていました。

天文系の話題

視覚障害のある高校生に天文学を教えるプロジェクト、のメンバーである大学院生たちの相談に乗りました。天動説と地動説についての講義をする予定とのこと、模型や感光器などを駆使した面白い教材を作ってくれていました。こちらも勉強になりました。

セントルイス先生ご案内

10月25日 水曜日、産業技術学部の安先生からの依頼で吃音研究がご専門のWest Virginia University名誉教授、セントルイス先生をご案内しました。体育館でのラートやSTTなど興味をもって頂けたご様子でした。

大曽根小学校UD講座

昨年度はオンライン実施だった大曽根小学校でのユニバーサルデザイン講座、今年は10月27日 金曜日に対面で実施しました。毎回小6生が対象の本講座、今年は情報システム学科の3年生の学生さんと、産業情報学科の4年生の学生さん2名のプレゼンに聞き入っていました。つくば市は市立小学校と中学校のコネクションを強くするために「学園制度」が敷かれているのですが「くすのき学園」がかなり前から「大穂学園」になっていたことを最近知りました…

ICC報告会

10月30日 月曜日の放課後に、海外研修報告会を実施しました。私と3年生の宮武さんが訪れたICCと、理学療法学専攻の学生や教員が訪れたアイオワ大学の2つの研修の報告会です。これもコロナ前まで定例だったものが数年開催されていませんでしたが、復活という感じです。

関東甲信越広報セミナー

正式名称が「国立大学協会東京地区及び関東・甲信越地区実践セミナー(広報の部)」というイベントが111日 水曜日に開催されました。25年に1度?の幹事校というお役目で、各大学や組織の広報担当者をお招きするセミナーです。講師にはもと高エネ研、現在は名古屋大にいらっしゃる高橋将太先生をお招きしました。とても面白いお話でした。

そして講演会の後に「交流会」を開催したのですが、かねてより実施したくてウズウズしていた「背中に所属と氏名とひとことを書いたA4くらいのシールを貼るお茶会」を実現しました。名札をのぞき込むのではなく、背後からプロフィールが分かる仕掛けです。広報担当の方々ということで、コミュニケーションが得意であることも良かったのでしょうか、結構盛り上がりました。反省点としては、「男性のスーツはシールがすぐ剥がれる」ことでした…次回機会があればクリップ利用やより粘着力の高いシールの準備などを試したいと思います。