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交通に関するレポートの変更点

-2005.7.25 切符の買い方少々追加.
+2005.8.15 基本情報をWebで仕入れる,追加.
-カールスルーエを中心とするトラム網,[KVK|http://www.karlsruhe.de/KVV/]については,カールスルーエ関連リンクに挙げてある「[カールスルーエのトラム|http://eurotram.web.infoseek.co.jp/de/karl/karl.htm]」や「[トラムが支える交通都市|http://www.tiara.cc/~germany/fahrad/Tram/Ka1.html]」などに非常に詳しく書いてあるので,ここでは利用者の立場からのメモのようなものをまとめることにする.
+カールスルーエを中心とするトラム網,[KVV|http://www.karlsruhe.de/KVV/]については,カールスルーエ関連リンクに挙げてある「[カールスルーエのトラム|http://eurotram.web.infoseek.co.jp/de/karl/karl.htm]」や「[トラムが支える交通都市|http://www.tiara.cc/~germany/fahrad/Tram/Ka1.html]」などに非常に詳しく書いてあるので,ここでは利用者の立場からのメモのようなものをまとめることにする.
+!!基本情報をWebで仕入れる
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+[KVV|http://www.karlsruhe.de/KVV/]のサイトから,予め調べてから出かけるのが得策.何故なら,意外と工事などで迂回させられたりするからだ.Webサイトには,そういった一時的な情報も細かく記載されている.
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+!簡単乗り換え検索
+左メニューのFahrplan->Fahrplanauskunftから乗り換え検索ができる.出発地,目的地,時間を入力して検索するだけだ.ウムラウト表記はue,ae,oeなどで対応している.
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+!路線図
+乗り換え検索も,路線図がないとイマイチ利用できない.日本人にとって?基本は路線図なのだ.路線図は,Netz->Liniennetz Shiens/Busに[PDF|http://www.karlsruhe.de/KVV/download/lnp/lnpnetz.pdf]が置いてある.
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+!料金
+料金については後述するが,[KVV|http://www.karlsruhe.de/KVV/]サイトのTarife->Tarifezonenには後述するゾーン(領域)情報が[PDF|http://www.karlsruhe.de/KVV/download/tzp1203.pdf]で置いてある.
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+!時刻表
+目的地までの路線,料金と乗り換え情報が分かったら,一応間に合わなかった時のために時刻表も用意しておきたい.Fahrplan->Kursbuchtabellenには,各路線の時刻表がPDFで置いてある.しかし,この時刻表を過信してはいけない.前述のように休み中の突然の工事や,お祭りなどで迂回させられることがしばしばあるからだ.
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-結構券売機が壊れていることは多い.車内の券が壊れているのもよく目にする.そういう場合や,停留所で買っている時間がない時は,運転手から買うことになる.たまに「運転中は話しかけないでください」という張り紙がなされている新米運転手?の場合もあるが,だいたいは運転しながら後ろ手で器用に発券してくれる.しかしたまに,
+結構券売機が壊れていることは多い.車内の機械が壊れているのもよく目にする.そういう場合や,停留所で買っている時間がない時は,運転手から買うことになる.運転席の後ろに「運転中は話しかけないでください」という張り紙がなされている場合は,乗車後すぐに話しかけないといけない.すなわち,一番前のドアから乗るべきである.しかし,結局運転しながら後ろ手で器用に発券してくれるのでこの貼り紙が意味があるのかどうかは謎だ.また,運転手から買おうとしても,
-「車内の券売機が壊れているの.3ゾーンの切符を売ってくれる?」
-「手持ちの切符が今ないんだ.次の駅で買ってくれ」
+客:「車内の券売機が壊れているんだ.3ゾーンの切符を売ってくれる?」
+運転手:「手持ちの切符が今ないんだ.次の駅で買ってくれ」
-というような会話が行なわれ,ご丁寧に次の駅でその乗客が券売機で買うまで停車していたりすることもあるそうだ(カミさん談).しかもその後,乗客は運転手に「Danke!」というそうで,カミさん曰く,「納得できない」とのことである.
+というような会話が行なわれ,ご丁寧に次の駅でその乗客が券売機で買うまで停車していたりすることもあるそうだ(カミさん談).しかもその後,乗客は運転手に「Danke!」というそうで,カミさん曰く,「客が感謝しなくちゃいけないのが納得できない」とのことである.
-トラムの料金体系は良く考えられていて色々なサービスがあり,かつ複雑である(住人もよく理解していないようだ).全てを理解するのは大変そうなので,ここでは基本的に普通の旅行者が使うものを挙げてみる:
+トラムの料金体系は良く考えられていて色々なサービスがあり,かつ複雑である(住人もよく理解していないようだ).全てを理解するのは大変そうなので,ここでは基本的に普通の旅行者が使うものを解説してみる.普通は以下の3つから選ぶことになるだろう:
-24時間切符は更に空間的適用範囲(Zone)によって,City,Region,RegionXの3つがあり,自分の目的のエリアをチェックして買う.例えば今回私が住んでいるRheinstettenからKarlsruhe市内までは3ZoneなのでCityを買う.それぞれ+(plus)というグレードもあり(例えばCity plus)これは5人までの団体券になる.この24時間切符が一番便利で安心.ただし最初の刻印を忘れずに.値段は2004年12月現在,3Zoneで4ユーロ也.(詳しくは[KVVのページ|http://www.karlsruhe.de/KVV/]へ)
+24時間切符は最初の乗車時に刻印を付け,その時間から1日有効である.昼に着いて,翌日の午前も移動する,というような場合には便利だし,何より何度も乗れるので心理的にも楽である.これは更に空間的適用範囲(Zone)によって,City,Region,RegionXの3つがあり,自分の目的のエリアをチェックして買う.例えば今回私が住んでいるRheinstettenからKarlsruhe市内までは3ZoneなのでCityを買う.それぞれ+(plus)というグレードもあり(例えばCity plus)これは5人までの団体券になるが,だいたい2人以上になる場合は割安になるように値段設定されている.繰り返すが,最初の刻印を忘れずに.値段は2004年12月現在,3Zoneで4ユーロ也.(詳しくは[KVVのページ|http://www.karlsruhe.de/KVV/]へ.Tarife->Tarifezonen)
-EinzelfahkarteはZoneによって値段が分けられている片道切符である.また,利用可能時間は1Zoneで60分,2Zoneで120分,3Zoneで180分.一方向のみ有効だが,途中乗り換えは許容されるので,例えば途中の乗り換えポイントで降りてショッピングをして,そこからまた違う方向(戻る方向ではない)に移動して降りる,という使い方が時間内ならできる(かもしれない.Christoff君はそう言っていた…).勿論帰途はまた切符を買う必要がある.4er-Karteは刻印場所が4つ(裏表左右)ある切符で,Einzelfahkarteが4つ組み合わさったものだと考えられる.2日に分けて単純に目的地へ2往復する場合などには安価.
+24時間切符を買う場合は,上記3種類のエリア+それぞれのプラスの合計6種類の中からひとつ選んでボタンを押し,次にゾーン数を入れると値段が表示され,その料金を入れると発券,という具合である.トラムの券売機ではなく,鉄道駅の券売機でも同様に買えるが,その場合は買った時刻から24時間になるので注意が必要である.
+EinzelfahkarteはZoneによって値段が分けられている片道切符である.また,利用可能時間は1Zoneで60分,2Zoneで120分,3Zoneで180分と決められている.一方向のみ有効だが,途中乗り換えは許容されるので,例えば途中の乗り換えポイントで降りてショッピングをして,そこからまた違う方向(戻る方向ではない)に移動して降りる,という使い方が時間内ならできる(かもしれない.Christoff君はそう言っていた…).勿論帰途はまた切符を買う必要がある.
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+4er-Karteは刻印場所が4つ(裏表左右)ある切符で,Einzelfahkarteが4つ組み合わさったものだ.2日に分けて単純に目的地へ2往復する場合などには安価になる.刻印場所を間違えないよう,空欄の部分を上にして刻印機に挿入する.
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-1ヶ月定期の有効期間設定が面白く,基本的には翌月の購買日(15日に買ったとすると翌月の15日まで有効)までで,ひと月プラス1日,のような印象だ.また,その翌月の購買日が土日や祝日などにあたる場合は,その次の営業日まで,となっている.すなわち,翌15日が土曜日だった場合は,17日(月曜日)まで有効ということになるのだ.(17日も休日だった場合は18日まで)
+この1ヶ月定期の有効期間設定は,基本的には翌月の購買日(15日に買ったとすると翌月の15日まで有効)までで,ひと月プラス1日,のような印象だ.また,その翌月の購買日が土日や祝日などにあたる場合は,その次の営業日まで,となっている.すなわち,翌15日が土曜日だった場合は,17日(月曜日)まで有効ということになるのだ(17日も休日だった場合は18日まで).この定期券も券売機で購入が可能.かなり高額な紙幣を自動券売機に吸い込まれることになるが,KVVの窓口に行く時間がない時には便利である.
-しかし普通の道路において,歩行者は日本と異なりほとんど信号を守らない(最近は日本でも守らない人が多そうだがその比ではない).自己責任で勝手に渡る場合がほとんどである.子供を連れている場合や,子供が待っている場合などはそうでもないが,車の来ない歩行者用信号を守る大人はまずいない.(フランクフルト規模の中心街だと,車が途切れないので守らざるを得ないが.)
+しかし普通の道路において,カールスルーエ近辺の歩行者は日本と異なりほとんど信号を守らない(最近は日本でも守らない人が多そうだが,その比ではない).自己責任で勝手に渡る場合がほとんどである.子供を連れている場合や,子供が待っている場合などはそうでもないが,車の来ない歩行者用信号を守る大人はまずいない.
+立場上信号無視は推奨できないが,見ていてなるほどと思ったテクニックをひとつ紹介する.明らかに車が来ない道路はいいのだが,信号待ちしている車の前を渡る場合,いつ信号が青になって車が動き出すか分からない.複雑な交差点の場合は信号の切り替わりタイミングを読むのも面倒だ.そういう場合,彼らは車と直交するトラムと同じタイミングで渡る.当然,トラムが目の前を横切っている時に車の信号が青になるはずがない.現地人の生活の知恵?なのであろう.
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-日本や韓国ほど整備されていないが,白い点字ブロックが要所要所に存在する.一方向にたくさんの溝が切ってあり,路面との段差はない.停まるべきポイントには縦横3枚の大きさに敷かれていることが多い.Gerhard氏や全盲の学生さんによると,音のサインがない時には重宝する時もあるが,石畳の上に敷かれた点字ブロックなどは,分からない場合も多いという.
+日本や韓国ほど整備されてはいないものの,白い点字ブロックが要所要所に存在する.一方向にたくさんの溝が切ってあり,路面との段差はない.停まるべきポイントには縦横3枚の大きさに敷かれていることが多い.Gerhard氏や全盲の学生さんによると,音のサインがない時には重宝する時もあるが,石畳の上に敷かれた点字ブロックなどは,分からない場合も多いという.
-前述の信号について,Christoff君に「パトカーが停まってる前でも赤信号で渡るのか」と個人的に聞いたところ,「そうだね,多分クルマが来ていなかったら渡る」とのお答え.しかし,「自転車だと少し躊躇する」そうだ.捕まることもあるからだ,という.また,自転車で飲酒運転をした場合,自動車の運転免許を取り上げられることもあるそうだ.このあたり,ドイツでは自転車の扱いが自動車寄りなのかもしれないと感じる.
+前述の信号について,Christoff君に「パトカーが停まってる前でも赤信号で渡るのか」と個人的に聞いたところ,「そうだね,多分クルマが来ていなかったら渡る」とのお答え.しかし,「自転車だと少し躊躇する」そうだ.捕まることもあるからだ,という.また,自転車で飲酒運転をした場合,自動車の運転免許を取り上げられることもあるそうだ.このあたり,ドイツでは自転車の扱いが自動車寄りだと感じる.